阿蘇山一帯には草千里や米塚など、火山が生み出した自然の見所がたくさんあります。
今も噴煙を上げて活動する中岳を中心とした、世界最大級のカルデラです。その大きさは東西約17km・南北約25km・面積約350km2。阿蘇五岳(高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳・根子岳)と外輪山などを含めた周囲一帯を阿蘇山といいます。
烏帽子の中腹に広がる直径約1キロの火口跡です。お椀状の窪地となっているために大きな水たまりがあり、その周囲では牛や馬が放牧されています。また、レストハウスやミュージアム、乗馬を楽しむ施設があります。
その昔、阿蘇の神様が飢えた人々を救うために空から米を降らし、そのてっぺんをすくって分け与えたという伝説が残っています。
比較的新しい火口跡で、溶岩のしぶきである火山弾やスコリアが降り積もってできた丘(スコリア丘)です。春は緑におおわれ、冬は雪で真っ白。かわいらしい姿で四季折々の姿を見せる米塚は人気の観光名所です。